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電子書籍全盛の近未来に人類最古の「本」!
近未来――全ての「知」は電子化され管理される「ビブリオテック(電子図書の仮想都市)」の時代。そのビブリオテックに異変が起こっていた。「パランセプト(重ね合わされたもの)」と呼ばれる不純物が、データに混在する現象が収まらない。その理由は…!?
主人公、オレッセンは、両親を巻き込んだ子供時代の衝撃的な体験を踏まえて、このパランセプト除去作業に従事することになるが、やがて、その異変は、宗教、政治、そして彼自身をも大きく巻き込んでいく…!!!
電子書籍全盛の近未来を軸に、人類最古の「文字」「書物」をも巻き込み、その歴史と共に紡がれる、壮大なSFファンタジー。
……果たして、人類は何を伝えるために「本」を生み出したのか!?
オール描き下ろしの第1集は、オレッセンの幼き日の衝撃的体験をつづった「folio0(序章)」から、成人した彼のビブリオテックでの奮闘をつづる「folio1~3」の計4章を収録(「folio4」以降は、IKKI本誌にて連載予定)。
なお、オビにはアニメ監督の神山健治氏によるコメントも予定されている。
――ジャンルは違えども、時代の大きな変革期に対する思いは共通と言えよう。
【編集担当からのおすすめ情報】
スマッシュヒットとなった、デビューコミックス『白い本の物語』(IKKI rareCOMIX)でも、造本職人達の現場が描かれているが、作者の重松氏自身がフランスで、造本の勉強としていた。今回は、『白い本…』とは打って変わって、電子書籍全盛の近未来を、アクションも交えつつ描くことになったが、「文字」や「本」や「人」を見つめる視線は、全く変わっていない。そのメッセージをぜひ受け取ってほしいっ!!
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