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●看護職にとって“死”を学ぶことは、患者さんとかかわるにあたりとても大切なものではないでしょうか。また、“死”を日常の中で体験する看護師にとって、慢性的なストレスやバーンアウトを防ぐために、そして悲嘆に飲み込まれる事なく、そのうえで共感性を失わず適切な対応をするためにも“死”を学び、考えることが重要と言えます。看護の場で遭遇する様々な“死”の場面を想定し、そのケアについての基礎的・応用的知識が学べる1冊としました。
●今後さらに需要が増してくる緩和ケアについても詳しく記述しています。
第1章 死を考える
1 死とは何か
2 死の心理学;死の受容に至るプロセス
3 生と死の教育の意義と医療者
第2章 死に直面した人間の現実
1 死の受け止め方
2 死に直面した人の理解
3 死に直面した人が抱える痛み
第3章 真実の伝え方と支え
1 真実を伝えることの重要性
2 コミュニケーションの重要性
第4章 緩和ケアの進め方
1 緩和ケアとは何か
2 緩和ケアの担い手
3 緩和ケアの方法
4 死の看取りと医療者
5 グリーフケアの方法
6 システムの違いからみた緩和ケアの特性
第5章 死をめぐる現代医療の課題
1 病気にかかわる現代医療の課題
2 患者の人権、ケアにかかわる現代医療の課題
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