アメリカの消失

アメリカの消失

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出版社
水曜社
著者名
宮脇俊文
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2012年2月
判型
B6
ISBN
9784880652757

9.11から10年……巨大になりすぎた自分をもてあまし、途方に暮れる超大国アメリカはハイウエイ上に甦るか?

「バニシング・ポイント(消失点)」の主人公コワルスキーから「グラントリノ」の主人公コワルスキーへ。

「ハイウエイ」をキーワードにたどる異質の米国文化論。



ソロー、フィッツジェラルド、サリンジャー、ホッパー、オキーフ、スプリングスティーン、イーグルス……小説の数行、絵の断片、曲の一フレーズ。

一見バラバラに存在しているかに見えるものが、アメリカの過去、現在、未来を紡ぎ出す。

本書は開拓時代から筆を起こし、アメリカ人の精神性が何に支えられてアメリカという国家を作りあげ、21世紀のこれからどのような夢を描いていこうとしているのかを、文学、文化、映画、音楽、美術、宗教などの幅広いジャンルから縦横無尽に照射したアメリカへの哀惜とオマージュ。

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