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明治の思想弾圧事件「大逆事件」に連座し、幸徳秋水らとともに死刑判決を受けた真宗僧侶・高木顕明の尋問調書に、『余が社会主義』と題された短い文書が残されていた。そこには念仏の実践が「社会主義」であり、念仏を唱える人は「極楽の人数」──平和で平等な社会(=極楽)のためにはたらくメンバー(=人数〔にんじゅ〕)──であると説かれている。真宗僧侶で宗教学者の著者が、この文書を親鸞『教行信証』と対比させながら読み解き、非戦と平等を訴える顕明の親鸞理解のラディカルさを明らかにする。
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