原発閉鎖が子どもを救う

原発閉鎖が子どもを救う

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出版社
緑風出版
著者名
ジョセフ・ジェームズ・マンガーノ , 戸田清 , 竹野内真理
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2012年2月
判型
A5
ISBN
9784846111212

低線量放射線が子どもたちにガンを引き起こす。子どもは成人に比べて3倍から10倍ほど放射線に敏感で胎児はさらに敏感である。とくにストロンチウム90は核実験や原子力発電所からしか生成されない人工放射性物質で、半減期は28.79年と長く、骨に蓄積し骨髄に浸透し、骨のガンや白血病などを発生させる、生物学的毒性が極めて高い物質である。
本書は、平時においても原子炉の近くでストロンチウム90のレベルが上昇するときには、数年後に小児ガン発生率が増大すること、ストロンチウム90のレベルが減少するときには小児ガンも減少することを統計的に明らかにした衝撃の書。
そのストロンチウム90は重い物質なので遠くには飛散しないとの理由で、日本政府はろくな調査もしていないが、福島第一原発から100キロ圏外でも検出されている。水に溶けやすく海流によって運ばれ、食品や水から体内に蓄積され、排出されにくいストロンチウム90は、子どもたちをはじめ私たちの最大の脅威である。

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