取り寄せ不可
車イスを友に、底ぬけに明るい海外ひとり旅
この本の著者・中村勝雄さんは、重度の脳性マヒのため、食事も着替えも自分ひとりではできません。けれども、坂本竜馬が言ったといわれる「斬られても前に倒れろ」という気構えで、がむしゃらに生きてきました。そんな中村さんが、持ち前のガッツと明るさで、ハワイ・香港のひとり旅を敢行。この旅は著者にたくさんの宝物をくれたのです。
重度の障害者でトイレひとつとっても介助が必要なのに、一人旅をしている自分のために知り合いを回って男性の介助要員を探してくれたリサさん、朝食の時に熱い紅茶に氷を入れて冷ましてくれたヒメナさん……。そんな人たちと笑顔を交わしているときに、長年不思議に思っていた謎が解けたのです。いつも太陽のような何者かに守られていると感じていたのは、じつは普通の人々だったということを。ハワイでの太陽のような人々との交流とは? 本書は第8回(2001年度)小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作です。
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