西鶴と元禄メディア

西鶴と元禄メディア

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
笠間書院
著者名
中嶋隆(国文学)
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2011年11月
判型
B6
ISBN
9784305705679

稀代のメディア・プロデューサーはどのように誕生したのか?

西鶴の定番入門書、待望の新版。メディア・大坂・文化をキーワードに、西鶴の文芸活動とその時代を描く。近世前期文化史としても重要な書。西鶴略年譜付き。



【西鶴は、噂というメディアを利用した最初の俳諧師である。京都の三十三間堂で行われた通し矢に倣って、一日一夜に何句詠めるかを競う矢数俳諧。僕は、大坂生玉本覚寺や摂津住吉大社で何千人も聴衆を集めたというこの興行は、大坂が情報発信基地であったから成功したのだと思う。噂が人を集め、集まった人から、商品の流通経路にのって、情報が全国に伝搬する。量とスピード(時間)を尊ぶ新しい文化を背景に、西鶴の自己宣伝は成功を収めたのだ。......はじめにより】



※本書は一九九四年に『西鶴と元禄メディア その戦略と展開』として日本放送出版協会より刊行された書の新版である(若干の補訂を加えてある)。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top