取り寄せ不可
天才子役が見た昭和の芸人たち。長谷川一夫、花菱アチャコ、美空ひばり、古賀政男、水谷八重子、佐々十郎、横山エンタツ、ミヤコ蝶々、西条凡児、フランク永井、古川緑波、三益愛子、榎本健一、三木のり平、八波むと志、古今亭志ん朝、三遊亭圓生、益田喜頓、森繁久彌、三船敏郎、嵯峨美智子……。戦後昭和をたどる交遊録。芸能秘話でたどる戦後昭和史。
天才子役が見た昭和の芸人たち
長谷川一夫、花菱アチャコ、美空ひばり、古賀政男、川上のぼる、泉田行夫、水谷八重子、佐々十郎、茶川一郎、横山エンタツ、ミヤコ蝶々、西条凡児、フランク永井、古川緑波、三益愛子、榎本健一、三木のり平、八波むと志、古今亭志ん朝、三遊亭圓生、益田喜頓、森繁久彌、三船敏郎、嵯峨美智子、越路吹雪、音羽信子……。
八歳で子役としてデビュー以来、数々の名役者と共演してきた中山千夏だからこそ書けた戦後昭和の芸人列伝!
<本文より>
キミのからだには、そんな文化も入っとるんか!
ウィスキーグラス片手にそう叫んだのはある詩人だった。隣にはあるシンガーソングライターもいて、そこは、和風の宴席だった。ふたりが「エノケン」を話題にした。何かで最近、古いフィルムを見ることがあったらしい。すごいね、すごい、ちっとも古くないんだ、そうそう。盛んに感心しあっている。間にはさまっていた私は、つい自慢したくなった。
「私、共演したことあるよ」
ええっ、と同時にふたりが叫んだ。私に向けられたまんまるな四つの目玉には、とんと見たことのない色が浮かんでいた。尊敬の色だ。(「はじめに」より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。