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仏領マルティニック島出身、ネグリチュードの代表的な詩人にして政治家で、フランス語圏黒人運動の草分け的存在だったセゼール。本書は、セゼールの晩年に行なわれた回想的な語りをもとに、西洋植民地主義の功罪を問い直し、真のヒューマニズムとは何かを考察する。資料として、彼が1956年の第一回黒人作家・芸術家国際会議で行なった有名な演説「文化と植民地支配」を付す。
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