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唐詩に新風を吹き込んだ白居易。地方長官として赴任した三峡・杭州・蘇州など各地の風物をうたい、生涯の友元?(げんじん)と交わした詩で友情の文学を確立。やがて朝廷は醜悪な政争の舞台となり、洛陽に隠棲。風雅を尽くした大邸宅で、物心両面のゆとりを悠々と楽しむ。そこで実現した「閑適(かんてき)」「知足(ちそく)」の精神は、文人理想の生き方として継承される。(全2冊完結)
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