取り寄せ不可
“誰かのために”という気持ちがあるのとないのとでは、抗ガン剤の辛ささえ違う。
いまは、1日1日を大切に感じながら生きている――。
2010年、“ろ胞性リンパ腫”と告知されたSOPHIAのキーボーディスト、都 啓一。闘病生活を経た今、伝えたいこと。
2010年、SOPHIAはデビュー15周年を迎えた。記念すべきこの年、メンバーの都 啓一にある病気が発覚した。
病名は“ろ胞性リンパ腫”。血液のガンだ。すでに末期といわれる「ステージIV」だった――。
今回、苦しい抗がん剤治療を経て緩解宣言を受けるまでの闘病生活を初告白。
ガンが寛解したいまの自分だからこそ伝えたい、伝えられるメッセージを送る。
同じSOPHIAのメンバーでもあり、学生時代からの親友でもあるヴォーカル・松岡充のインタビュー、また、2人の撮り下ろし写真の他、都をずっと支えてきた妻・久宝留理子のロングインタビューも掲載。
ガンは誰でもなる可能性がある。
この本を読む人もそれだけは忘れないでほしい。(妻・久宝留理子)
ガンと闘うために何が一番大事か…それは「本人の気持ち」。
都はその気持ちが特に強かった。(松岡 充<SOPHIA>)
「人間いつかは死ぬ」そう考えたときに、毎日恐怖心ばかり感じながら生きるのは損、といまの僕は考えている。
例えば、これから再発をしながら40年生き抜いたとする。
その40年の間に、恐怖心ばかり感じながら生きるのか……。
恐怖心はあっても、思いっきりやりたいことをやって生き抜いた方が幸せだと思う。
僕のこれからの生き方で、そういうメッセージを示していきたい。(本書より)
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