本書の目的は,今日も日本・韓国・中国の間で発現する
ナショナリズムの対立の根はどこにあるのかを,近代の
歴史に沿ってその内面から理解することにある.ナショ
ナリズムとは国民的自尊心の表現であり,その根拠はナ
ショナル・アイデンティティ(集団としての国民の存在を
価値づけるもの)であると著者はいう.三国それぞれの
ナショナル・アイデンティティの発現の形と他者の歴史
認識を確認し,自己のナショナリズムの根拠を東アジア
地域の相互関係の中で理解することをめざす.
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