取り寄せ不可
浅草・満月堂に咲く「和菓子」の花。
●十四連敗で千秋楽を迎えた角力取り・隅田川。安藤奈津や浅草の面々の激励を背に、最後の取り組みに臨んだが…?
●ある梅雨の晴れ間、満月堂の梅吉の元に、中嶋香里と名乗る若い女性が現れ、梅吉のことを「お父さん」と呼ぶ。仰天する奈津。事の真相は?
●香里が愛媛で結婚式を挙げると聞き、梅吉はお祝いの蓬莱饅頭を拵えようとする。そんな折、一ツ橋流の家元・あやめから、あるお茶会に出す和菓子を拵えてほしいという依頼が満月堂に舞い込む。梅吉は結婚式への出席をとりやめようとするが、奈津の熱意と説得に折れ、お茶会の和菓子は奈津と竹蔵に任せ、店を空けることに。そしてお茶会当日。張り切る奈津だったが、それがあだとなりとんでもない大失態をしでかしてしまうのだった。一ツ橋流にも満月堂にも泥を塗ってしまった奈津は、その責任をとろうと、満月堂から姿を消してしまう。奈津を愛する浅草の面々は、必死で彼女を捜すが………
【編集担当からのおすすめ情報】
四季折々の変化を巧みに写し取り、それをお客様に供する和菓子職人の世界。その厳しい世界に飛び込み、「浅草」という、人のつながりの濃密な町で、一歩一歩確実に成長してきた安藤奈津。連載開始から単行本13集に至るまで、浅草とは切っても切れない関係を築いてきた奈津でしたが、この14集で、ある大事件により浅草の町を去ることになります。もう二度と浅草には戻らないのか? 和菓子を拵えることをやめてしまうのか? 必見の最新刊です。
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