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おもにアメリカで音声の研究に五十余年の歳月を注いできた著者が、“リズム”“派生情動”“声ことば”“デジタルとアナログ”“意識と無意識”といった、「ことば」を巡る様々なトピックを横断し、「目に見えないもの」の大切さを高らかに宣言する。
「社会の変化は、この十年あまりの間に、猛スピードで加速度的にピッチをあげているようである。それに伴って、社会の歪みもまた、目に余るようなこのごろだと多くの人が感じている。そんな状況で、これから生きていく世代は、生活するだけでも、これまでよりもたいへんになっていくと思われる。そんな中で、せめて本稿を世に出すことが、次に続く世代に生き抜く底力を与える方向に役立てばという、私の祈るような気持ちに、ぜひ共感を持っていただきたい。」(「はじめに」より)
混乱の時にある今こそ、「ことば」の奥深さを感じてほしい。
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