デモクラシーとナショナリズム

成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書

デモクラシーとナショナリズム

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出版社
未来社
著者名
加藤節
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2011年3月
判型
A5
ISBN
9784624301156

カント、ロベスピエール、ミル、ウェーバーらが描いた「ネイション」への夢と、近現代政治史における「デモス」の危機を相補的に検証し、激動の21世紀におけるトランス・ナショナルなデモクラシーの実現可能性を論じる。米・英・中の研究者を迎えたシンポジウムの成果。
目次
試練に立つデモクラシー――冷戦後の世界(加藤 節)
デモクラシーとナショナリズム――アジア政治の未来における財か、あるいは制約か(ジョン・ダン)
致命的な多義性――冷戦対立・アメリカの民主化推進レトリック・発展途上地域における国家建設(マイケル・アダス)
カントの「ナショナリズム」――ドイツとコスモポリタニズムとのはざまで(愛甲雄一)
フランス革命におけるデモクラシーの構想――シェイエスとロベスピエールとの比較を通して(ルス・スカー)
J・S・ミルにおける内政不干渉原則の再検討(三宅麻理)
マックス・ウェーバーにおける〈合理化〉と〈二〇世紀〉の政治――ナショナリズムとデモクラシーへの一つの視座として(亀嶋庸一)
冷戦初期の「民族」と「民主」(孫 歌)
中国のナショナリズム――古代と近代(唐 士其)
現代日本の〈ナショナリズム〉(平石直昭)

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