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受験英語は日本人に何をもたらしたのか
「受験英語」といえば、今までその負の面ばかりクローズアップされてきたが、その正の部分にも光をあて、英語の入試問題、参考書、受験生をキーワードに、日本人の英語学習の歴史の本当の姿を鋭く描き出し、その多様な遺産を検証する。特に英語参考書に注目し、懐かしの「山貞」シリーズをはじめ、「赤尾の豆単」や森一郎の「でる単」(「しけ単」)、受験の神様・伊藤和夫の数々の参考書など、歴史的な価値の高い参考書の中身を検討し、豊富なエピソードとともに紹介する。貴重な図版を多数掲載。
NHK教育テレビ『歴史は眠らない』の2月放送番組『英語・愛憎の二百年』の第3回(2月15日)「“敵性語”の時代」にて、案内役の鳥飼玖美子氏と江利川春雄氏の対談放映。
<著者紹介>
江利川春雄 (えりかわ はるお)
1956年生まれ。和歌山大学教育学部教授。教育学博士。専攻は英語科教育学、英語教育政策史。神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在、神戸英語教育学会会長、日本英語教育史学会副会長、和歌山英語教育研究会会長。
著書に、『英語教育のポリティクス――競争から協同へ――』(三友社、2009)、『危機に立つ日本の英語教育』(共著、慶應義塾大学出版会、2009)、『日本人は英語をどう学んできたか――英語教育の社会文化史』(研究社、2008)、『近代日本の英語科教育史』(東信堂、2006 *日本英学史学会 豊田實賞受賞)、『英語教科書の歴史的研究』(共編著、辞游社、2004)など。
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