取り寄せ不可
戦前最大の言論人の対米観を、詳細に追う。
▼ 徳富蘇峰(1863~1957)は明治・大正・昭和の三代を通じて活躍したジャーナリスト、歴史家である。ベストセラーを含む300冊以上の著書を残し、新聞・雑誌で旺盛な言論活動を行った彼は、各界リーダーに比類のない影響力をもち、世論の形成に大きな役割を果たしたことで知られる。
▼本書は明治初めの少年期から昭和戦後に94歳で亡くなるまで、蘇峰のアメリカ観がどのように育まれ、展開されていったのか、多数の資料を駆使して明らかにしたものである。近代日本を代表する言論人・蘇峰は、大国アメリカといかに向き合ったのか。現代にも通じる日本人の対米心理を考える上で、本書は貴重な示唆をもたらすであろう。
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