球磨川上流の支川、「日本一の清流」とよばれる川辺川。鮎漁日本一で知られた美しい川です。そこに巨大な多目的ダム計画が持ち上がりました。また、球磨川下流部には発電用の荒瀬ダムがあり、住民達は、振動・騒音・悪臭などに50年以上も苦しめられてきました。ダム建設により鮎漁の収穫は約20分の1に減り、漁民や住民達は生活を守るため国を相手にたちあがりました。
本書は、内水面の共同漁業権を武器に川辺川ダム計画を中止に追い込み、また荒瀬ダムを日本で初めてのダム撤去に追い込んだ、球磨川漁民の闘いの記録です。既存ダムを撤去に追い込む闘い方を含め、今後のダム行政を揺るがす内容です。
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