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なぜ僧侶は和歌を詠んだのか。
中世仏教を代表する僧の一人である、明恵(1173-1232)の和歌を丹念に読み解きながら、和歌と仏教のかかわりを明らかにする。
思想、文学、美術等、分野ごとに細分化しがちな明恵の研究を俯瞰し、これまで十分に解明されてこなかった、文学表現と仏教思想・信仰の連関を初めて本格的に究明。
伝記や説話に関する基礎資料も整備した、明恵の総体的研究の礎となる一書。
和歌と修行と夢-。中世という時代の新たな特質が見えてくる。
●充実の附録
『明恵上人伝記』所収歌の全注釈のほか、慶應義塾図書館蔵『梅尾明恵上人伝 上』翻刻、『明恵上人伝記』所収記事諸本対照表、『明恵上人遺訓』所収語録諸本対照表を収載。
詳細な明恵和歌関連年表も付す。
参考図版として、高弁四季詠草、『夢経抄』和歌書付、明恵上人墨消和歌、仏眼仏母像、夢ノ記断簡を掲載。
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