ハートビートに耳をかたむけて

Super! YA

ハートビートに耳をかたむけて

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
ロレッタ・エルスワース , さんべりつこ
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2011年3月
判型
B6
ISBN
9784092905665

涙あふれるハートウォーミングストーリー

世界選手権を目指しているフィギュアスケートの選手、イーガンは、大会中の事故で突然亡くなる。運転免許証にドナー登録していたイーガンの心臓は、重い心臓病に苦しむアメリアに移植された。
誰かの死によって自分が生かされる運命を呪いながらも受け入れるアメリア。突然の死を突きつけられ、自分の行き場所がわからなくなってしまったイーガン。
心臓移植を受けた後、アメリアは、自分のものではない記憶を感じ、自分のものではない感覚に襲われるようになる。それは、ドナーのものなのではないか? アメリアは、本当は、知らされることのないドナーの家族に、会わなくてはいけないという思いにとらわれる。心臓の持ち主は、きっと女の子に違いない……、紫がすきっだ……、スケートをしていたのでは?……。一つ一つ、心に感じる思いをひもとき、ドナーへの手がかりをたどって、とうとうドナーを捜し当てることに成功する。そして、どうしても会わなくてはいけないという思いを伝えるのだ。
イーガンとアメリア、二人の少女の言葉で交互に語られるそれぞれの物語が交差するとき、いよいよクライマックスを迎える。心優しいハートウォーミングストーリー。


【編集担当からのおすすめ情報】
いまもっとも注目されている心臓移植の問題を扱ったYAです。。ドナーとレピシエントの関係を心細やかに描き出しています。また、移植された人が、提供者の個性を併せ持つようになると言うことは、いま医学界でも注目されていることでもあります。
問題作であると同時に、思春期の反抗的な少女と母親との関係が、非常にリアルにかかれていて、読者は、はっとするでしょう。あこがれのフィギュアスケートの世界でがんばっていた少女の回想は、魅力的な輝きに満ちています。いろんな意味で、ユニークかつおもしろい作品です。

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