骨ん中

小学館文庫

骨ん中

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出版社
小学館
著者名
荒木源
価格
785円(本体714円+税)
発行年月
2011年3月
判型
文庫
ISBN
9784094085945

「ちょんまげぷりん」作者デビュー作文庫化

バブル崩壊後の94年、日本海に面する東北の地方都市・岩館で大きな影響力を誇る川戸建設会長・川戸英太郎は、ゴルフ場開発に伴う暴力団系企業への多額の不正な債務保証での特別背任容疑の渦中にいた。さらに、逮捕直前には、息子で社長の英介が自殺するという最悪の事態を迎えたが、英太郎は表情を変えることなく、嫌疑をすべて認め、裁判は淡々と進んでいった。
有罪判決が下り、すべてを失ってなお、心に平明を宿しているようにみえた英太郎は、やがて静かに朽ちていった。しかし――。すべてが結末を迎えたに見えた8年後の02年冬、この事件を静かに追い続けていた東日新聞社社会部記者・宮浦弘樹は、英太郎の死亡記事を地方紙の片隅に偶然見つけたことから、物語は大きな転調を迎え、重厚な三代にわたる一族の“血の物語”を呼びさます。


【編集担当からのおすすめ情報】
「ちょんまげぷりん」の作者のデビュー作の文庫化です。同作品とは、ガラリと趣向の異なる、父子三代にわたる一族の、ズシリと腹に来る重厚な物語です。

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