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原書は昭和44(1969)年刊。「何を一番やりたかったのかというと、それは瀬戸内海の研究だったのです」――大学退職記念講演で語った宮本常一にとって、ふるさとの海=瀬戸内海は、日本を知る旅への原風景であり生涯の研究テーマであった。本巻では、矢野から福山・靹までの山陽地の沿岸と蒲刈島から田島まで広島県と愛媛県にまたがる芸予諸島の島々をたどる。かつて海賊も出た瀬戸内海の中でもっとも島の多いこの海域沿岸・島嶼社会がどのように現代へ展開してきたか、開拓・定住の歴史と生活手段の変遷、島と島外社会とのつながりを語る。地割に棲みつき方の特徴が映る空撮もふくむ写真277枚。
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