取り寄せ不可
雨の鉄路を行く。昭和26年初夏、九州へ。
昭和20年代、百間先生によるなんにも用事がない列車の旅、三たび発車。
今回は、偶然にも歴史的大水害に見舞われた九州巡りに始まり(「雷九州阿房列車」)、百間先生のいろいろなよもやま(脱線?)話が楽しい長崎行(「長崎阿房列車」)、趣を変えあえて銚子、千葉、稲毛など近場の房総旅(「房総阿房列車」)、そして、最後は「阿房列車」初の四国上陸――と思いきや先生が大変な体調不良に見舞われる四国紀行(「四国阿房列車」)の計4エピソードを収録。
内田百間の珠玉の鉄道紀行文を、原作の良さを生かしつつ一條裕子が大胆に漫画化。列車、駅、景色など、昭和20年代の鉄道旅の空気を専門家の監修により、できる限り再現しています。それでは皆様、よい旅を。
【編集担当からのおすすめ情報】
今回の単行本のコンセプトは“雨”。収録エピソードの半分弱が雨模様のため、雨の鉄道の旅を味わっていただけるよう、箱の装丁から本文の挿し絵まで、雨尽くしで構成しています。読者の皆さんへ、当時の雨の鉄路を感じていただけたら幸いです。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。