経済学のエピメーテウス

経済学のエピメーテウス

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出版社
知泉書館
著者名
丸山徹
価格
7,700円(本体7,000円+税)
発行年月
2010年12月
判型
A5
ISBN
9784862850966

"福沢諭吉の弟子で草創期の学問世界で活動を始めた高橋誠一郎(1884-1982)は,経済学史研究の開拓者として長きにわたり学界を指導してきた。主著である『重商主義経済学説研究』をはじめ経済学の主要著作は「高橋誠一郎経済学史著作集」(全4巻)に収録されている。
本書は高橋の生誕125年を記念して催された研究会や特別講義など学史の専門家ばかりでなく,経済理論や政策論の第一線で活躍する研究者や哲学,数学などの広い分野の研究者の報告を中心に経済学の基盤にかかわるテーマを幅広く考察した論文集である。
現代の経済学は専門分化とともにその議論は一部の専門家集団の内部に限られる傾向がある。しかしアダム・スミスをはじめ多くの先人たちの思想や著作は,はるかに広い聴衆・読者に語りかけられたものであり,そこにはダイアローグが存在していた。
本書は今日の経済学を考えるために多くの読者との新たな対話の場を提供することを企図して編まれた。古代ギリシアの経済理論から現代の最先端のゲーム理論にいたる多岐にわたるテーマが扱われ,読者を現代経済学の豊かな水脈へ導く知的刺激となろう。"

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