取り寄せ不可
魔法の世界での戦いが、クライマックスをむかえる。
主人公の少年ヘンリーが、魔法のとびらをあけてしまったことで、不思議な世界(闇の世界)の、死を支配する死の女王も目覚めさせることになってしまいました。
妖精たちの王様、そして魔法の力を受け継いでいる叔父さんやヘンリーのお父さんたち、さらに、タンポポの力で魔力を身につけた少年ヘンリーたちが、死の女王と最後の決戦を挑むことになります。
3巻のタイトルにもなっている妖精王は、巨大な栗の木の塚に住んでいます。数百年を生きているようですが、かつては人間でアイルランドに住んでいたらしいことも明かされます。この王によって世界の過去が語られ、重層的に描かれていた扉の向こうの世界の仕組みが、うっすらと見えてきます。
上下巻で800ページを超える長編ではありますが、細かなエピソードが積み重なりつつ次第に加速し、一気にラストの大団円までストーリーは走り続け、いよいよ完結します。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者は大学で英文学の特別研究員であり、古典の修辞法を教えている。また、教会の教養雑誌の編集長を務めているだけあり、古典に通じ、文章もユーモラスに仕立て上げている。そんな彼が17世紀のイギリスに実際に在住した妖精の研究家で、行方不明になった牧師ロバート・カークにヒントを得て書いたファンタジー作品です。
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