黒澤明MEMORIAL 10 第7巻

生きる

小学館DVD & book

黒澤明MEMORIAL 10

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
野上照代
価格
3,630円(本体3,300円+税)
発行年月
2010年10月
判型
A5
ISBN
9784094804379

命短し、恋せよ乙女。永遠の絶唱が今蘇る。

もし数カ月内に訪れる死を宣告されたとしたら、人は残された時間をどう生きるのか。死して悔いのない真実の生とはどういう生き方なのか。
「羅生門」でヴェネチア映画祭グランプリを受賞し「世界のクロサワ」の声価が高まる中、久々に東宝に凱旋した42歳の黒澤は、この荘厳な命題に真っ向から挑んだ。
生きているのか死んでいるのかわからない無気力な日々を送る市役所職員の主人公。当時死病とされたガンに侵され、余命いくばくもないことを知る。夜の巷で恐怖を紛らわしたり、息子夫婦に救いを求めるが恐怖からは逃れようもない。絶望の中で再会したかつて自分の部下だった少女の生き方に、残された日々を賭けて実現すべき生き方を悟り・・・?
畢生の名演を残した志村喬ら俳優陣、スタッフの総力が結集され、映画史に残る名作が生まれた過程が今明らかになる!
共同脚本の一人、橋本忍は、書き始められたシナリオが破り捨てられるという壮絶なるシナリオ執筆の現場を明かし、監督・山田洋次は、小津安二郎の「東京物語」と「生きる」との抜き差しならぬ関係を看破する。
命短し、恋せよ乙女。この1冊であなたの「生きる」が変わるはず。

【編集担当からのおすすめ情報】
黒澤明と小津安二郎。世界的に評価の高い二人の日本人監督ですが、対照的に取り扱われることはあってもその作品に通底するものが今まで論じられることはあまりありませんでした。この両者に師事した山田洋次が見事に描き出した「生きる」と「東京物語」の歴史的共通点とは? 必読の映画論です。

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