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原型は中国の唐の時代から語りつがれてきた昔話を、児童文学者の山下明生が再話。鶴を助けた男とその母親の家に女が訪れ、幸せを得るものの、約束を破ることで終わりを迎える物語としました。なぜ女はなぜやってきたのか、どうして男は女の正体をのぞいたのかなど、すべてが明快に進みます。挿絵は気鋭の画家、吉田尚令が担当。幸福をもたらす愛らしい鶴女房に命を吹き込んでいます。ラストの鶴が去るシーンは美しく余韻を残します。
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