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序
医療の原点は患者の要求に如何に適切に応えるかであろう。それぞれの疾患に合わせて,現時点で可能な最高の治療を施すことである。しかし,言うはやすく,行なうことは簡単でない。その中で重要なことは患者の生活史,習慣,職業,社会的地位,年齢,性格,趣味,などを総合的に捉え,可能な限り疾患に対する患者自身の取り組みを促す必要がある。
十分なコミュニケーションのないまま,ただひたすら薬物投与によってその場しのぎの治療になっていないだろうか。編者は,これまで,明らかに薬物による副作用によると思われる症例を多く見てきた。薬物には,多くの場合,副作用は付き物である。時と場合によるが,必ずしも必要でないと思われる薬物の投与によって,種々の障害が生じている。
出来る限る患者の回復力を促し,薬物の副作用を最小限度に抑えるのが理想である。真の意味のリハビリテーションである。本書の意義はここに在る。
物理的刺激によって患者の回復力を促す治療法について,この方面で長年にわたって従事してこられた方々に,それぞれの分野について執筆をお願いした。
このような意図を汲んでいただき,患者のために奉仕する方々が,本書を参考書として役立てて頂ければ幸いである。
編者
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