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2009年に惜しまれつつ休刊となった「谷中・根津・千駄木」、通称「谷根千」の編集人として知られる森まゆみさんの自伝的エッセイ集。
文京区動坂で生まれ育ち、小学校から大学、結婚してからもずっと同じ町で暮らしてきた森さんは、東京オリンピック、東大落城、都電消滅、地上げ、バブル崩壊など、大きく変貌を遂げていく東京の半世紀を目撃してきました。
本書では、町の変化と自分自身の体験を重ね合わせながら、1955年から40年あまりの出来事を綴り、そこに暮らす住民のひとりという独自のスタンスで、町の変化が住民たちの暮らしにもたらす悲喜劇を描き出しています。それはまた、仕組みや入れ物をつくるだけで「人の暮らし」を見ようとしない行政への鋭い批判ともなっています。
東京を抱きしめ、東京に抱きしめられてきた森さんならではの、東京という町への温かな愛情があふれた一冊です!
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