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(筆者まえがきより)
展望社の社長より本書の企画を持ち込まれたのは今年の初めで、ガンなど全く予測していない時期であった。したがって、ガン宣告と本書の刊行は因果関係は全くない。
展望社の企画のポイントは、私が芸能レポ-タ-としてデビユ-するきっかけとなった、女性週刊誌『ヤングレディ』(講談社)の駆け出し記者時代を追想するというものだった。
私が記者になりたての頃(昭和四十年代)は女性誌の全盛時代で、やがてテレビへ移行する過渡期にも当たっていた。女性誌にとって、あたかも、まさに消えようとする蝋燭の炎がひときわ明るい光芒を放つような、華やかな何年間かであった。本書の編集の意図は、この時代に焦点を当て、私の接した事件、私を取り巻く人脈を追想することで、その背景に浮かび上がる昭和の遠景を同時に切り取ってほしいという依頼であった。
デリケ-トで情緒的な回顧録は、私の手に余る仕事である。できるかできないかわからないが、とにかく、じっくり打ち合わせをしようということになったとき、病院に収容される身になった。
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