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イルカから地球のみんなに贈るメッセージ
2010年は、生物多様性年に当たり、10月に愛知で開かれるCOP10など、国際イベントも多数予定されています。この絵本は、「国際多様性」をテーマに書かれた歌「まあるいいのち」を基に創作されました。
「生物多様性」とは、地球上には多様な生物が存在することを示すという造語です。環境破壊などで、一端失ってしまった多様性は、元に戻すことが出来ません。これは、現在、かつてないスピードで進行している生物多様性の喪失を食い止めるために、2010年を生物多様性元年と定めて、地球規模で活動をしていこうというものです。
IUCN国際自然保護連合の親善大使を務めるイルカは、「生物多様性」の大切さを、もっとわかりやすく、子どもから大人まで、伝えたいと思い、この物語を書きました。
お話は、イルカのイメージキャラクターであるノエルちゃんとそのお友だち、犬のきんのすけが、水の惑星「地球」にやってきて、森の生きものとふれあう中で、いろんな生きものたちが、共存することや、生命の大切さに気づいていきます。もととなっている「まあるいいのち」の歌のCDがついています。
【編集担当からのおすすめ情報】
「生物多様性」とは、一見取っつきにくい難しい言葉に感じられますが、本当は、もっとシンプルなことです。「ひとりにひとつずつの大切ないのち」を持っていて、「みんなつながっている」という、単純明快なメッセージがこの絵本から強く伝わってきます。子どもから大人まで、わかりやすく語ったイルカの物語です。
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