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丹沢山系・大山周辺に秘められた豊富な「徐福伝説」…秦氏・波多野氏の刻む日本人のルーツに迫る!
「秦の始皇帝の時代に不老不死の霊薬を求めて、蓬莱(ほうらい)の国・日本列島に渡ってきた徐福(じょふく)のことは、近年益々注目されるようになってきた。
『史記』によれば、徐福一行が目指したところは、蓬莱、方丈(ほうじょう)、瀛州(えいしゅう)とよばれる三神山の地である。その蓬莱の地がどこかということについては、各種異論が提出されている。徐福は伝説の人で、実在しないという説もあるが、しかし中国、韓国、日本には徐福の事跡をもつ地が多数存在しており、徐福の歴史的実在性は疑いえなくなっている。……
神奈川県では、徐福一行の伝承地のことは、従来あまり取り上げられてこなかった。しかし、神奈川県藤沢市の妙善寺に福岡家の墓があり、徐福の子孫であると刻んだ立石があることが判明した。そして、その記述内容から、更に多くの徐福伝承地が発掘された。相模国は、蓬莱山と呼ばれた富士山との繋がりが強く、徐福伝承を伝える重要な拠点の一つであった。本書では、神奈川の徐福伝承地を発掘し、これをベースに、日本の徐福伝承を伝える人々が、真言密教や山岳神道の修験者で、秦氏の流れに沿って古代から伝わっていたことについて考察したい。」(本書「第1章」より
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