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こどもに優しい病院作りをめざして活躍する女性の物語
アメリカやカナダの小児病院では、「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」という医療スタッフが活躍しています。この人たちは、白衣ではなく、普段着を着ています。注射器や聴診器ではなく、おもちゃや人形、絵本などを持って、病室にやってきます。入院してきたこどもの不安や緊張をやわらげ、元気になるよう手助けするのが仕事です。ぬいぐるみや人形などを使って、これからどんな治療がおこなわれるのか、きちんと説明すれば、こどもは病気に立ち向かっていけると言います。
著者の藤井あけみさんは、アメリカでチャイルド・ライフの勉強し、1997年、日本で第一号のチャイルド・ライフ・スペシャリストになりました。本書は宮城県立こども病院の建設・運営計画から携わってこられた藤井さんが、病院で出会ったこどもたちのエピソードを綴った、心あたたまる物語です。
現在、日本では22の病院でチャイルド・ライフ・スペシャリスト・が活躍しています。この本を読んで、若い人たちがこの職業に関心をもち、こどもにやさしい病院がふえていくことを願って企画しました。
こどもを持つ親はもちろん、就職を考えるようになる中高生にも、広く読んでほしい本です。
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