「解剖」というと,結構大変で手間のかかるイメージがありませんか。しかし,「煮干しの解剖」は,子どもたちだけでもできます。なんといっても煮干しを手で割りほぐすだけでいいのですから。
あの,10センチほどのカタクチイワシの体の中に,ちゃんと,目玉も脳も,背骨,筋肉,えら,さいは,心臓,胃,肝臓,卵巣(精巣)もあります。でも,カタクチイワシが煮られたときにゴチャゴチャになってありますので,注意深くばらして見ないと,なかなか見つかりません。
でも,本書があれば大丈夫です。頭や胴体をを割ったところの写真や各種臓器の写真をいっぱい掲載しています。煮干しの時の写真だけでなく,生のカタクチイワシの写真も載っていますので,エラやサイハの仕組みなどもよくわかります。
ぜひ,本書を見ながら煮干しを解剖してみてください。こんな小さな煮干しも,しっかりと生きて泳いでいたんだなあと思えてくること間違いなしです。ぜひお子様たちとともに,そんな気持ちを味わってください。
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