富田千秋秘密画集 3(新発掘編)

幻の性資料

富田千秋秘密画集

取り寄せ不可

出版社
イースト・プレス
著者名
富田千秋 , 団鬼六
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2010年7月
判型
A5
ISBN
9784781604213

渇望していた猥本の出現

私のように老齢に達したエロス人間は、この富田千秋の秘密画集におけるエロスこそ、自分が渇望していた猥本の出現だと思うのである。そこには長襦袢や蹴出しなど、 私好みの和装の女性下着がふんだんに登場する。
(中略)
人間の根源となっている性に 歌麿や英泉、北斎が挑みかかったように、彼は画文一体の色草紙を作り上げようとしたのだ。
(中略)
彼の生涯で心血を注いで仕事したというのはこの時期であったのかもしれない。

団鬼六

【著者紹介】
富田千秋(とみた・ちあき)
1901年~1967年。香川県生まれ。東京美術学校卒業後、さし絵画家として新聞・雑誌などで活躍。戦時中は一時、戦争もののさし絵も描くが、風情を帯びた美人画を得意とした。

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