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1991年のソ連崩壊以降、ロシアでは呪術やオカルトへの興味が高まった。本書は、三代にわたる「呪い」に苦しむナターシャというひとりの女性の語りを出発点とした現代ロシアの民族誌である。呪術など信じていなかった人びと-研究者をふくむ-が呪術を信じるようになるプロセス、およびそれに関わる社会的背景を描く。
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