黒澤明MEMORIAL 10 第3巻

天国と地獄

小学館DVD & book

黒澤明MEMORIAL 10

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
野上照代
価格
3,630円(本体3,300円+税)
発行年月
2010年6月
判型
A5
ISBN
9784094804331

日本映画史に残るトリックとサスペンス!

生誕百年、巨匠が遺した名作から10本を選りすぐってお送りする「黒澤明MEMORIAL10」、第3弾は、息をもつかせぬ傑作サスペンス、「天国と地獄」。デビュー時社会派現代劇で評価の高かった黒澤が、「用心棒」「椿三十郎」を経て、満を持して挑んだ現代劇だ。とある製靴会社重役のもとに掛ってきた、愛児誘拐の電話。しかし誘拐されたのは重役の息子ではなく、一緒に遊んでいた運転手の息子だった? 委細構わず理不尽な身代金要求を突き付ける犯人。運転手の息子の命か、会社の経営権か? 究極の選択を迫られる主人公。そして映画史上に残る、特急電車を使った身代金受け渡しのトリック。捜査陣と犯人の息詰まる頭脳戦は、驚愕と衝撃のクライマックスへ! 自身も2児の父としてかねがね誘拐事件報道に公憤を感じていた黒澤は、エド・マクベインの原作小説「キングの身代金」に触発され、一気に「天国と地獄」の企画を実現させた。公開時大反響を呼び、誘拐罪の刑期をも変えたといわれる、黒澤明面目躍如の社会派の最高傑作!

【編集担当からのおすすめ情報】
この映画が出世作となった山崎努が、犯人・竹内役を好演。この当時赤面症だったと述懐する山崎努の、黒澤明との秘話が読める語り下ろしインタビュー他、「天国と地獄」をもっと楽しめる記事が同梱ブックレットに満載。もし「天国と地獄」が松竹映画だったら・・・という視点が楽しい山田洋次監督の作品解説や、伝説となった民家取り壊し事件の真相が明らかになる野上照代の「耄碌録」など、ここでしか読めない情報、マニアでなくても見逃せません。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top