取り寄せ不可
天明7年、相模の国の地主の二宮家に金次郎はうまれました。とはいっても、その頃は、天明の大ききんといわれたききんの被害をひきずって、つらい生活をしていました。そのうえ、無類のお人よしの父は人びとの暮らしを助けて、どんどん土地をてばなしていってしまい、金次郎が、お百姓も学問を身につけなければと思っても、家の事情がゆるしてくれません。すこしでも家計を助けるためおとなにまじってはたらく金次郎は、はたらきながらも本を読んでさまざまなことを学び、いずれ多くのひとの役にたつ人間へと成長していきます。
たきぎをせおい本を読むすがたの金次郎の銅像は、むかし多くの小学校の校庭にたてられ、金次郎の話は小学校の教科書にとりあげられていました。現在は銅像も少なくなりましたが、たくさんの村の人びとをききんからすくった金次郎の功績はかわりません。
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