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13世紀、打ち続く大地震・疫病・飢饉等によって深刻な社会不安が蔓延する中、法華経の行者である日蓮は、二大名著を著した。災厄を招いた原因の追究を通して外敵の襲来を予言した『立正安国論』、自らの運命を自覚し末世の導師となると宣言した『開目抄』だ。たび重なる法難に生命の危険を感じながらも法華経の行者としての自覚を深め、法華経の教えを広める日蓮の姿に、社会と宗教が連動する中世思想が浮かび上がる!
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