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くものす親分は子分のぴょんきちを連れて、むしの町の見回りをしていると、寺の和尚から盗人が本堂の仏様を運びだそうとしたらしいと相談をうけます。本堂から足跡をたどっていくと地下の押し入れの床に穴が。くものす親分はしばし考え、ぴょんきちに仏様になれと言います。ぴょんきち仏を盗ませ、ねぐらを突き止めひといきにお縄にしょうというのです。その夜、あらわれた泥だらけのあやしい連中、はたして盗人の正体とは……?こまかく描き込まれた時代劇絵本。
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