ナショナリズムとデモクラシー

現代世界ーその思想と歴史

ナショナリズムとデモクラシー

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出版社
未来社
著者名
田中浩
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2010年3月
判型
B6
ISBN
9784624301125

現代史におけるきわめて重要かつ喫緊のテーマを、各分野の第一人者が論じるシリーズ「現代世界」。民族、文化、宗教、国家をめぐる相克の歴史のなかで、いかにしてデモクラシーは成り立ち、そしていま、いかなる困難に直面しているのか。「未来」誌上にて好評を博した第2回リレー連載を再構成のうえ単行本化。
目次
ナショナリズムとデモクラシーの「融合」と「乖離」――その歴史的・思想史的考察(田中 浩)
デモクラシーにとっての「市民」・再考――「ナショナル」なものとの論理連関(樋口陽一)
繋ぐものと距てるもの――ナショナリズムとデモクラシーの環(山室信一)
ナショナルな価値と普遍的価値(村松惠二)
多元的な国家の課題――カナダ政治の歴史と展望(加藤普章)
タンデムクラシー試論――ロシア政治における制度化と「デモクラシー」(下斗米伸夫)
中国――ナショナリズムとデモクラシーのゆくえ(野村浩一)
東中欧における民主化とナショナリズム――チェコスロヴァキアの事例から(林 忠行)
〈愛国愛教促団結〉について――ムスリムと国家(板垣雄三)
イスラーム世界の眺望(小杉 泰)
「共生」政治の時代へ――アフリカのサブナショナリズム(川端正久)
「ポスト・ナショナル」デモクラシー(坂本義和)

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