おくのほそ道
日本の紀行文学の最高傑作
五・七・五で、旅に出た!「蕉風俳諧」の確立をめざして……。
辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!
芭蕉が門人の曾良とともに遠くみちのくの旅に出たのは、46歳のときであった。全行程600里、150日にもおよぶ苦しい旅の中から生まれたのが、『おくのほそ道』である。それは、わたしたちに人生とはなにか、旅とはなにかを永遠に問いかけてくる。蕪村は芭蕉を目標としながらも、はなやかで独特の絵画的な美を追究しつづけ、また、「春風馬堤曲」などの俳詩にみられるように、俳諧のわくを破った革新の詩人でもあった。ほかに、逆境を生きた個性派の俳人一茶の句と近世の代表的な句を鑑賞する。
名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。
<目次より>
おくのほそ道
序章
旅立ち
草加
室の八島
仏五左衛門
日光
那須
黒羽
雲巌寺
殺生石・遊行柳
白河の関 (以下略)
山中三吟両吟歌仙
与謝蕪村俳詩
近世名句
監修
司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし
編集委員
興津要/小林保治/津本信博
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