「国民国家」日本と移民の軌跡

「国民国家」日本と移民の軌跡

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出版社
学文社
著者名
小林茂子
価格
7,150円(本体6,500円+税)
発行年月
2010年3月
判型
A5
ISBN
9784762019852

沖縄県は、ハワイをはじめ北米、フィリピン、中・南米への海外移民のさきがけとなり、
現在まで約30万人を越える県系人の海外移住者を送り出してきた。
移民先のフィリピンでは沖縄移民に対し、
「他県人に比し、文化の程度劣等なり」「婦人の教養最も劣等なり」など、差別的な見方があった。
その背景には、沖縄が日本という国民国家の中に置かれていた独自の位置づけがあり、
そこで果たした教育の役割も無視できない。
本書は、地道な調査活動と文献発掘を積み上げて、戦争などにより日本という国家と渡航先のフィリピン
あるいはその宗主国アメリカとの国家間の狭間に揺れる移民たちの「生き生きとした」、
また「苦渋に満ちた」姿をリアルに描き出し、移民の生活と自己意識の軌跡に、
特に教育という側面から接近しようとした意欲作である。

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