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〔UTCP叢書〕「未来」での好評連載「思考のパルティータ」27回分に、関連する講演・論述を増補した著者の最新論集。さまざまなジャンルや学問と交流しながらたがいに越境し、共生していく現代哲学の最尖端を疾走しつつ、迷走する資本主義の彼方に〈歴史の真理〉を読み取ろうとする著者の思考は、個人の「主体」を問い直し人類の「共生の地平」から新たな実存を紡ぎ出そうとする。次世代へ向けて哲学的思考のリミットを切り開こうとする渾身の希望の哲学!
目次
I 〈歴史の真理〉の方へ
II 間奏曲(1)――重力と〈否〉!
III 人間の諸目的=終わり
IV 存在の根源的契約――「出エジプト記」をめぐって
V 間奏曲(2)――坂口安吾と共同体の原光景
VI 人間の終わりという希望
VII 幽霊への随伴――遭難の哲学
VIII 資本を問う――ポストーンへの応答
IX メタ哲学としての佛教――バリローチェ講演
X 佛教の方へ、おそらく
XI 非人間的なものについて
XII 真理は政治的である――パリ「哲学と教育」フォーラム
XIII 間奏曲(3)――梟のリトルネロ(BESETOカンフェランス)
XIV 能力
XV 資本主義の「哲学」――人類のポリティックス
XVI 「カフカは聖人だったか?」――断食芸人の聖別
XVII 疲労と真理――モーリス・ブランショの〈限りなき対話〉
XVIII 政治的なものの主体について――パリ講演
XIX 資本主義の〈真理〉の彼方
XX 〈新しい人〉に向かって――台北講演
あとがき
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