(序文より抜粋)
本書の使い方
「統合失調症」とは、精神保健の専門家が精神疾患の1つの病型を記述するのに用いる名前です。統合失調症を患うことは恐ろしい体験であり、あなたの人生すべてを台無しにしてしまうこともあるのです。
統合失調症では、下記のような場合があります。
■自分に対する信頼を失うことがあります
■あなたと家族や友人との関係に、問題を引き起こすことがあります
■仕事や学習に支障をきたすことがあります
■患者の中には、自分自身を傷つけたくなる人もいます
■患者の中には、症状が悪化した時に罪を犯す人もいます
このワークブックは数章に分かれており、読者に病気についての情報を与えてくれるでしょう。
■「統合失調症の人たち」に何が起こっているのか
■統合失調症は人生にどのような影響を及ぼすのか
■どうやれば病気と付き合いながら生きていけるのか
困難を切り抜ける自信が得られ、あなたが自分の病気をコントロールできるようになることを目指しています。
患者、家族、専門家が1つのチームとして力を合わせれば、統合失調症の症状はそれほどの問題にはならないと言われるようになってきました。これらの章を通じて、こういった協力関係を作っていくことを目指しています。
●あなた自身の病気を理解すること
以下に挙げたのは、誰もがとてもよく知っている難しい病気、統合失調症について話し合う場合に、あなたやあなたの家族、仲間が切り出すような、ごくありふれた質問です。これらの質問はこれからの章の進行に沿ったものになっており、願わくは、あなたがずっと前向きな人生を過ごせるような自分の理解を高めるための情報をもたらしてくれるでしょう。
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