昨今の日本美術ブームの牽引者、伊藤若冲畢生の大作『動植綵絵』。動物、植物……、生きとし生けるものを30幅に描き切った傑作の、傑作たるゆえんが描法と画材の両面から初めて理解できる画集です。まず、芳醇で濃密な色彩の絵は、仏画などに使われる裏彩色によってひときわ鮮やかに表現されていること。さらに海外からもたらされた顔料、プルシアンブルーを日本でいち早く使う、進取の気性に富んだ人柄。細部にまで細心の注意を払って一幅、一幅に全身全霊を込めて描いた若冲ゆえの絵画世界が、最新のデジタルカメラによって解き明かされました。30幅の細部に分け入った画像を、最高の印刷技術で再現。今に通じる若冲の凄さに改めて気づかされる豪華画集です。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。