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大乗仏典というのは、仏教の神髄をより多くの人々に伝えるために、難解な哲学でも形骸化した戒律でもなく、面白い文学作品にして表現しようとしたものなのです。より多くの人々を悟りの境地に運んでいく大きな乗り物。それが「大乗」というコンセプトです。その乗り物を具体化したものが、文学としての大乗仏典です。ここにはユーモアとウィットがあります――<「まえがき」より>。芥川賞作家が解説する、本当は面白い仏教!
ユーモア、ウィット「お経」の超面白世界!
法華経、維摩経、般若心経、浄土三部経の中身!
聞くだけ、読むだけでも有り難い「大乗仏典」! では何が書いてあるのか? 芥川賞作家が解説!
大乗仏典というのは、仏教の神髄をより多くの人々に伝えるために、難解な哲学でも形骸化した戒律でもなく、面白い文学作品にして表現しようとしたものなのです。より多くの人々を悟りの境地に運んでいく大きな乗り物。それが「大乗」というコンセプトです。その乗り物を具体化したものが、文学としての大乗仏典です。ここにはユーモアとウィットがあります。既存の仏教をやりこめる批評精神があります。セリフのやりとりによる問答の面白さがあります。わかりやすいたとえ話があります。そしてあっと驚くスペクタクルがあります。大乗仏典はすごい。そのことを、読者にお伝えできれば、仏教とは何かが、明解にわかると同時に、仏教というものの奥深さが、読者の胸の奥に、ずしんと響くことでしょう。(「まえがき」より)
●日本人にとって大乗仏教って何
●大乗仏典は楽しい、面白い!
●釈迦と呼ばれるスーパースターの誕生
●「空」の誕生
●なぜ小乗はダメで大乗はすごいのか
●釈迦が示した生きる指針とは
●形式仏教を笑い飛ばす『維摩経』
●なんでもありの百科事典『法華経』
●絶望から立ち上がる『浄土三部経』
●超明解『般若心経』早わかり解説
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