ペンの自由を貫いて

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出版社
緑風出版
著者名
小笠原信之(ジャーナリスト)
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2009年11月
判型
A5
ISBN
9784846109134

本書は伝説の新聞記者・須田禎一の「筆」と「生涯」に肉薄する書である。敗戦日本の針路を決める講和条約には全方位の友好を目指す全面講和論を最後まで貫き、東大生・樺美智子が権力に虐殺された「60年安保」では、<ともあれ事態の収拾を>と呼びかけた在京「七社共同宣言」の事なかれ主義を徹底批判した。北方領土問題然り、ベトナム戦争然り。全身全霊を傾けて胸のすく硬派の筆を振るいながらも、情にもろく、理想の火を燃やし続けた、人間味あふれるジャーナリストが存在した。彼が激動の「昭和」と格闘し、遺してくれたものは何か?
須田・生誕100年の今、ジャーナリズムはやせ細るばかりである。その「再生の書」として本書を世に送る。<新聞が死んだ>と言わしめた60年安保から半世紀。今、私たちが須田禎一から学ぶことは多い!

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