ヨーロッパ法と普遍法

ヨーロッパ法と普遍法

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出版社
未来社
著者名
河上倫逸
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2009年9月
判型
B6
ISBN
9784624301101

文化の多様性と等価性を認める真に普遍的な法は成立しうるのか。ローマ法にもとづくヨーロッパ共通法の生成から、近・現代国民国家における社会法学の発展までを振り返りつつ、貨幣と権力を介して世界を席捲した国際法という名の「ヨーロッパ的」規範を批判する法史学論集。1978年より2008年まで30年にわたる研究の成果を集成。
目次
序 章 多神教ヨーロッパと法
      一 はじめに――「ヨーロッパ」とは何か
      二 歴史的・文明的概念としてのヨーロッパ
      三 都市の起源と市民社会
      四 学問体系にみるヨーロッパ
      五 民間伝承における多神教的世界観
      六 国民国家と教会――法の概念をめぐって
第一章 学識法と法教養層
      一 ヨーロッパ法史における学識法と法教養層
      二 近代ドイツにおける学識法の形成とサヴィニー
      三 ヨーロッパにおける学識法の形成と大学
     補論 ゲルマンの留学生は南に向かう
第二章 法の歴史社会学のための断章
第三章 自然支配と法技術――目的的社会組織と法人
第四章 ドイツ国民の概念――国籍(国家所属性)と民族所属性
      一 近代国民国家の可能性と限界
      二 ドイツ国籍法の歴史とナチズムの影
      三 ドイツ統一と「過去の清算」
第五章 国際法の歴史から「世界法」の構築へ
      序
      一 複数の「世界システム」、そのなかでの近代日本の三つの選択肢
      二 欧米国際法の形成とその世界支配
      三 「発見された住民」の処遇――スペインの論争
      四 日本人にとっての国際法
      五 諸文明時代の国際法秩序
      六 「世界人権宣言」の実質化のために
      七 現代に再現されたfundata intentio
      結びに代えて
あとがき――世紀を読む

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