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経済学者が贈る「お金をうまく使って幸せに生きる」10のヒント
幸福は古今東西、永遠のテーマである。そして、「お金で人は幸せになれるか」という問いもよく耳にする。それに対してよく聞く答えは「幸せにはなれないかもしれないが、安心は得られる」というものだ。確かにお金はあったに越したことはない。だが、経済学者である本書の著者によると、問題はその使い方なのだ。わたしたちは幸せになるために一生懸命働いてお金を得る。お金を儲ける方法についてもいろいろと学んできた。だが、そのお金を、幸せになるためにうまく使えないでいる、と著者は言う。現代の消費社会・競争社会に生きるわたしたちは、トレッドミル(=ランニングマシーン)の上をひたすら走り続けているだけで、実は少しも前に進んでいない。著者は助言する。幸せに一歩近づくためには、まずトレッドミルがもたらすマイナス効果を見極め、ここから飛び降りることだ、と。また、経済のもともとの存在意義と目的は人類の幸福であるのに、現在の経済学はこの原点からまったく離れ、もはやお金を稼ぐこと―以前は幸福になるための手段でしかなかったこと―が目的となってしまっている。これでは現状の経済システムをうまく利用できた人だけが富を得、そこから外れた人との格差は拡大する一方だ。たしかに人間の幸福には経済や政治が大きくかかわっているから、個人の能力がおよぶ範囲は限られている。しかし、ひとりの人間にできることもあるはずだ。
本書では、トレッドミルを降りて幸せになるための一〇のヒントが紹介されている。これは、幸福という永遠のテーマに対する、経済学的見地からの一つのアプローチである。
(訳者 小山 千早)
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